• 「視力によって変化する不思議な絵」の原理

    

    「視力によって変化する不思議な絵」の原理

    少し前に話題になったドレスの色の違いのように、目の錯覚によって我々の見えるものは全てが真実であるとは限りません。

    錯視の種類は多くありますが、今回紹介するのは視力によって見えるものが変化するという特殊な絵です。

    これは非常に有名な絵で、視力によって「アインシュタイン」あるいは「マリリン・モンロー」に見えるのです。

    しかし何故視力によって見えるものが変化するのか、そしてこの絵は一体どのように作られたのでしょうか。



    How Good Is Your Eyesight? (TEST)
    https://www.youtube.com/watch?v=tB5-JahAXfc



    不思議な画像


    まず通常の距離でこの絵を見て下さい。アインシュタインかマリリン・モンローのどちらに見えるでしょうか。
    2015-04-05-2


    もしあなたが眼鏡もしくはコンタクトを使用しているならば、その絵はアインシュタインに見えるでしょう。
    2015-04-05-3


    しかし、それらを外して見てみると、今度はマリリン・モンローに見えるはずです。
    2015-04-05-4


    ただ、実際には絵の距離によって見える絵が変化するのであって、遠い場所から見るとその絵はマリリン・モンローに見えるでしょう。
    2015-04-05-6


    そして至近距離から見ると、この絵はアインシュタインとなります。
    2015-04-05-7


    とはいえ、視力には個人差があるため、どれくらいの距離で絵が変化するのかは人によります。
    2015-04-05-8


    どうしてもアインシュタインが見えないという人は目を細めてみると変化するかもしれません。
    2015-04-05-9


    ハイブリッドイメージ


    この特殊な画像はハイブリッドイメージ(Hybrid Image)と言い、低空間周波数の画像と高空間周波数の画像を用いて作られています。
    2015-04-05-10


    そしてこの2つの画像を合わせることでハイブリッドイメージが出来上がり(PDF)ます。
    2015-04-05-11


    強調される場所によって見え方が異なる


    口ヒゲや皺などをはっきりと見ることが出来れば、画像はアインシュタインのように見えます。
    2015-04-05-12


    しかし視力が悪かったり画像を遠くから見ると、口ひげや皺よりも口や鼻、髪が強調されるようになり、マリリン・モンローが現れるのです。
    2015-04-05-13


    なお、この錯視画像はマサチューセッツ大学教授のAude Olivia氏が作成し、科学誌「New Scientist」2007年3月31日号で初めて発表されたものですが、Olivia氏はこの他にもハイブリッドイメージを複数公開しています。

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