お金を掛け過ぎるのも良くない? 「離婚率が上昇する」様々な要因
2014/10/16 - 18:00

有名なキャッチコピーに「ダイヤモンドは永遠の輝き」というものがありますが、これは恋人の永遠の愛を意味しています。
高価なダイヤモンドは末永く輝きを保っていられるかもしれませんが、高価な結婚指輪は結婚生活を長くするわけでは無いかもしれません。
新しい研究によると、結婚前後に大規模な支出を行うことは離婚のリスクを大幅に増加させるという結果が発表されており、他にも離婚率が上昇する様々な要因を研究しています。
彼らの発見は、離婚率を最小限にしたいカップル達に有益な情報を提供してくれるかもしれません。
7 Charts That Show Your Likelihood Of Divorce
http://www.businessinsider.com/7-charts-that-show-your-likelihood-of-divorce-2014-10

Emory大学の2人の研究者、Andrew Francis氏とHugo Mialon氏は、米国内の3000の夫婦の離婚原因を研究しており、各パートナーの収入や結婚式の規模や宗教、そして他の様々な要素を調査していました。
データ研究者のRandal Olson氏は、この論文の調査結果のいくつかを分析して可視化しています。
What makes for a stable marriage?
http://www.randalolson.com/2014/10/10/what-makes-for-a-stable-marriage/
結婚前に過ごした時間

photo by randalolson
結婚前に少なくとも3年を過ごしたカップルは、1年未満で結婚したカップルよりも離婚率が39%低いことが判明しています。
年間世帯収入

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夫と妻合わせて年間12.5万ドル(約1300万円)の収入があるカップルは、離婚率を半分にまで削減しています。
教会への礼拝頻度

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一度も礼拝を行わないカップルよりも、時々礼拝を行うカップルの方が離婚率は10%高いですが、よく礼拝を行うカップルの場合は逆に45%も離婚率を削減している結果となっています。
礼拝は日本で馴染み深いものではないかもしれませんが、両カップルが同じ宗教に関して信心深い場合に、このような結果になるのかもしれません。
パートナーに求めるもの

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結婚を決めた要因がパートナーの財産や見た目だった場合、何も求めていなかったカップルよりも離婚率は上昇してしまう結果になっています。
財産重視だった場合ならば離婚率は18%上昇しており、ルックス重視で結婚したならば40%も離婚率が上がる結果となります。
なお、この離婚率の割合は男女で変化するようで、男性がパートナーをルックス重視で結婚した場合、離婚率は1.5倍上昇し、女性がパートナーの財産重視で結婚した場合は、1.6倍離婚率が上昇するとのことです。
結婚式の出席人数

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結婚式の出席人数が200人以上の場合、92%も離婚率を削減していることから、結婚式の出席人数は多ければ多いほど明らかに離婚率が低いということを表しており、長期間安定した結婚生活を送るには、家族や友人などのサポートをしてくれる大規模なグループが非常に重要であることを示しています。
駆け落ちなどのカップルだけで結婚する人々は、多くの人々を呼んで結婚したときよりも、離婚してしまう可能性は非常に高いでしょう。
結婚式の費用

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先ほどは人数が多ければ多いほど離婚率は低かったですが、こちらでは結婚式の費用は高ければ高いほど離婚率は上昇しています。
結婚式の費用が0から1000ドル(約20万円)だった場合、離婚率は53%低い結果となっており、5000ドル(約50万円)では18%低くなっています。
しかし、費用が1万ドル(約100万円)以上になった場合は離婚率が上昇しており、2万ドル(約200万円)以上になれば46%も離婚率が上昇してしまいます。
アメリカの結婚式費用の平均は3万ドル(約300万円)であることから、恐ろしい事実を表しています。
新婚旅行の有無

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結果は一目瞭然です。
もし結婚するならば、新婚旅行は必ず行っておきましょう…。
eyecatch by Marc Hatot
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