• 3万年前に絶滅した巨大カンガルーは「跳ねずに歩いていた」

    

    3万年前に絶滅した巨大カンガルーは「跳ねずに歩いていた」

    カンガルーは主にオーストラリアでよく見かける有袋類の一種ですが、カンガルーという名称は「跳ぶもの」を意味する現地語「gangurru」が変化したものであると考えられており、その名の通り現在のカンガルーは跳ねながら移動を行います。

    しかし、今から3万年前に絶滅したとあるカンガルーは今のカンガルーとは異なり、「2mを超える身長」「うさぎのような小さい顔」「跳ねずに歩いていた」という事実が研究によって明らかになっています。



    Extinct giant kangaroos didn't hop, they walked
    http://www.newscientist.com/article/mg22429914.600-extinct-giant-kangaroos-didnt-hop-they-walked.html
    2014-10-16-12

    この小さな顔に大きな体が特徴のカンガルーは「Sthenurines」と呼ばれ、絶滅する3万年前までオーストラリアで1250万年もの間歩き回っていたと考えられています。

    ロードアイランド州、プロビデンス市に位置するブラウン大学の研究者、Christine Janis氏は「我々の証拠は、これら動物が人間のように一歩ずつ歩いていたことを証明しています。」と述べています。

    彼女と彼女のチームは、それぞれの動物の骨や筋肉の可能性の大きさと機能を調査するために、カンガルー科に属する66の種とsthenurinesを含んだ78の絶滅種の骨の測定の数百回行いました。

    調査の結果、Sthenurinesは人間や類人猿のように脚の体重を移動することによって移動する骨構造を持っていたことが判明します。

    2014-10-16-14
    photo by Corey Leopold

    Janis氏は「過去の彼らは現在のカンガルーよりも臀部に大きな筋肉を持っていました。」と話し、この部位の筋肉は歩行時に各脚を支えてきたと推測しています。

    また、現在のカンガルーには堅く第五の足のような尾を持っていますが、対してSthenurinesはそれらよりも短い尾を持っていることも判明しています。

    「これは現代のカンガルーとは異なり、合理的に移動していることを表します。」とサイモンフレーザー大学のMax Donelan教授は述べています。

    これらにより、Janis氏は「彼らの高い身長と二足歩行によって、跳ねること無く草木に茂った食物を漁っていた。」と示唆しており、彼らは跳ねないことで無駄なエネルギーを消耗せずに済む構造になっていたようです。

    eyecatch by Larry

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